2011/5/28
アジア・マーケティング連盟 インドネシア・バリ島で総会を開催
アジア・マーケティング連盟 インドネシア・バリ島で総会を開催
フィリップ・コトラー米ノースウェスタン大学教授が語るアジア新時代のマーケティングの役割
日本のマーケティングの卓越性と今後のグローバル・マーケティングのあり方を示唆
アジア11カ国・地域のマーケティング団体で組織されているアジア・マーケティング連盟(略称:AMF、会長 後藤卓也日本マーケティング協会会長)は、2011年6月28日(土)インドネシアのバリ島にて本年度の年次総会を開催した。総会にはアジア8カ国・地域のマーケティング団体の代表者が出席し、アジアにおけるマーケティングの普及と相互交流のための方策を中心に議論した。また、特別ゲストとして米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のフィリップ・コトラー教授を迎え、アジアの世紀におけるマーケティングの役割と可能性について、これまでの日本のマーケティングの特徴である「マーケティング・インテリジェンスの集散」、「斬新なアイデアの相互共有」、「クロス・ラーニング」などの概念を引き出しながら、21世紀はアジアの世紀と断言し、この時代のマーケティングのあり方と連盟への期待を交えた談話を発表した。
アジア・マーケティング連盟の2011年度総会には、後藤卓也AMF会長(日本マーケティング協会会長)をはじめ、インドネシア、シンガポール、スリランカ、タイ、香港、マレーシアの各マーケティング団体代表のほかに、本総会でAMF名誉フェローの授与が決定したフィリップ・コトラー教授が参加した。また、オブザーバーとして中国およびカナダの代表者が出席し、特に中国からの代表者からは連盟への参加に積極的な意欲が示された。総会の席上、後藤卓也AMF会長よりフィリップ・コトラー教授にAMF名誉フェローの記念盾が贈られた。
総会では、AMFが推進している統一の資格認定制度CPM(ASIA)の実施状況やフェロー制度などの各事業活動の報告および各国の事業活動の紹介などが行われた。
フィリップ・コトラー教授はAMFの各国代表者を前に発表した談話の中で、アジアの特徴として「高い経済成長」と「アジア的メンタリティ」を挙げ、アジア各地で顕在化している「高成長の幸福度」の達成など、世界の羨望の的となっているとした。一方、アジアにおけるマーケティングの普及状況については議論の余地があると述べ、各国に対してマーケティングの啓発活動の継続を呼びかけた。一方で日本のマーケティングについては、東京における「マーケティング・インテリジェンス」の集散や、「ファースト・フォロワー」と名付けられた斬新なアイデアを素早く追随する手法、更には斬新なアイデアを競合企業でも利用する相互共有の手法など、世界は日本のマーケティングから学んだとして高く評価した。
また同教授は、AMFおよび各国のマーケティング協会の役割にも触れ、マーケティングに関わる知識や理論、優れた実務やITやソーシャル・メディアなどがもたらすコミュニケーション革命のインパクトなどは、自社で独占されるものではなく、広く共有されるべきで、その意味で「クロス・ラーニング」の機会を提供する連盟や各国のマーケティング教会の役割を高く評価し、この「共有化」がマーケティングで成功するための秘訣であると述べた。
AMFの2011年度の理事会は、11月中旬に韓国・ソウルにて開催される予定である。











