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【15~19歳のSNS利用】人とのつながりを求める女子と他人の反応を気にする男子

株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントは、15~29歳を対象に「SNSの利用意識」について自主調査を実施いたしました。

近年「インスタ映え」「フォトジェニック」などを意識する人が増え、メディアでも頻繁に取り上げられるようになりました。そこで最近の若者はどのような意識でSNSを利用しているのか、性別で利用意識に違いがあるのか分析を行ないました。

■調査概要■

調査名 暮らしに関する自主調査
調査地域 全国
調査対象 15~59歳男女
サンプル数 有効回収 1,800サンプル
調査手法 インターネット調査
調査実施時期 2018年4月

 

調査結果

●15~19歳が利用しているSNSは、男女ともに「Twitter」が約8割と一番利用されている。
 「Instagram」は男性より女性の方が利用している。(図1)


●15~19歳のSNSに対する意識として、男性は「他人の目・反応」を、女性は「つながり」を意識している。(図2)

<コメント>

●10代男性では、「SNSでは、自分が良く見えるかどうかを意識して、発信する」「 『いいね!』や『リツイート』など反応が多い情報ほど信用できる」などの他人の目や反応を意識している。また、「SNSが使いこなせるか否かで、暮らしが大きく違いそうだ」などのSNSに対する信頼も高い傾向がみられる。


●10代女性は、「SNSを通じて、リアルでの繋がりがより強く・深まるのが嬉しい」など人とのつながりを意識している。



R&D 生活者インサイト


◇SNSの利用で<他人の目・反応>を気にしているのは10代男子だった

女性を中心に利用されている「Instagram」ですが、女性の「SNSに対しての利用意識」で高かったのは、人とのつながりに関係している項目でした。

つまり、女性は、単に他人の反応を気にして見映えを気にしているというよりも、共通の趣味を持っている人とつながりたい気持ちであったり、SNS上だけでなくリアルでのつながりを深めたいという意識が、「インスタ映え」という行動にあらわれているのです。

一方で10代男子は、女性とは逆に、他人からの反応を重要視しているようです。最近は、見映えを気にしておしゃれをしたり、スキンケアをするなど自分磨きをしている男性も多いと聞きますが、そんな男性の意識の変化が、SNSにもあらわれているのかもしれません。


◇他人の反応に敏感な10代男子は、SNSに感化されやすいのでは?

さらに、10代男子は、SNSに対しての信頼がどの層よりも高く、SNS上での意見や反応に、大きく影響を受けている印象がうかがえます。顔や名前が見えないSNSの世界は、傷つくようなことを平気で言う人や、不確かな情報が散乱しています。そんな世界に一番敏感に反応しているのが実は10代男子だったというわけです。

ネットやリアルを超えていろんな人とつながりたい気持ちを昇華するツールとしてSNSをうまく使いこなす10代女子に対し、ネット世界を敏感に受けとめ他人の目や反応を意識しながらもSNSをせざるを得ない時代にいる10代男子。SNSネイティブの彼らが今後どのように変化していくのか、もうしばらく見守る必要がありそうです。



調査結果 グラフ(一部抜粋)

 




調査結果の詳細は、無料ダウンロードレポート『10代のSNS事情 つながりを求めるインスタ女子 VS 他人を気にするLINE・Twitter男子』をご覧ください。
本リリースで取り上げた結果以外に、以下の内容を掲載しております。ぜひこちらもご覧ください。
(弊社ホームページ  https://www.rad.co.jp/report_list/20180823/ よりダウンロードいただけます)

●SNS利用状況
●SNSに対する利用意識
●SNSでは、見る人が楽しめるように意識して、発信する意識
●SNSでは、自分が良く見えるかどうかを意識して、発信する

※上記はいずれも「性別」「年代別」「性年代別」で分析

■会社概要■
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL: https://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション
     経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション

≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」

■お問い合わせ先■
●本分析担当:
 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント データプロセッシング部(遠藤)
●本資料に関するお問い合わせ:
 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント セールスプランニング部(小林)
TEL:03-6859-2281   e-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
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