世代別のストレスに関する調査

オンライン化に適応したZ世代の約2割は「出社・対面授業」をストレスに感じている
Z世代は思考転換が早い?「2年以上前から続くストレス」は全世代で最も少ない
ソーシャルネイティブ世代は「誰かに話を聞いてもらう」割合が約3割で他世代より高い

パンデミックや世界情勢により、誰もが不安を感じやすい日々が続いています。今回は、全国18歳以上の男女1,000名を対象に「世代別のストレスに関する調査」を実施した結果をご報告いたします。(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査。実施期間:2022年5月2日~5月6日)

 

【調査結果詳細】

「ややストレスを感じている」が全世代で最も多い

世代別では「非常にストレスを感じている」はZ世代がトップ(18.8%)、高年層(8.4%)の2倍以上の結果となった。一方、「まったくストレスを感じることはない」は高年層がトップ(17.2%)。

 

ストレスの原因は「職場や学校での人間関係」が全体のトップ

Z世代においては「職場や学校での人間関係」(35.1%)に次いで「就職・転職」(23.8%)、「出社・対面授業」「家族との関係」が17.8%でつづく。「出社・対面授業」をストレスに感じている人が他世代よりも多いことから、オンライン化に適応している様子がうかがえる。一方、「コロナ関連」のストレスは年齢が上がるにつれて高くなり、高年層では2位となった。

今のストレスは「2年以上前から感じている」が全世代で最も多い

一方、Z世代においては「最近」感じ始めたストレスと、「2年以上前」から続くストレスがほぼ同率であり、時期による差が最も少ない点が他世代との大きな違いである。

 

ストレス解消法は全世代で「好きなものを食べる」「睡眠をとる」「ひとりの時間を過ごす」が上位

デジタルネイティブでありスマホネイティブであるZ世代は、「音楽を聴く」ことでストレス解消に繋がる人が38.6%。Z世代の4位となり、音楽配信サービスなどで音楽に触れる機会が他世代よりも多い様子がうかがえる。さらに他者へ気軽に相談できるソーシャルネイティブでもあり、「誰かに話を聞いてもらう」が29.7%で他世代よりも高い結果となった。

 

出費を伴う自分へのちょっとしたご褒美は、全世代で「好きなものを食べる」がトップ

Z世代においては次いで「ショッピングをする」が32%、「旅行へ出かける」が22.8%でつづく。

 

自分へのご褒美の頻度は、若年層ほど高い

Z世代とY世代は「月に数回」がトップ、X世代と高年層は「年に数回」がトップ。特にZ世代は、ご褒美の頻度が「月に数回」の人が約5割と高い傾向にある。

今回の調査では、コロナ影響を最も受けているとされるZ世代において「2年以上前から続くストレス」を今も感じている人は意外と少ない結果になり、他世代よりも思考転換が早い人が多いのかもしれない。また、オンライン化に難なく適応したデジタルネイティブ世代にとっては、コロナ前の日常であった「出社・対面授業」は現在のストレスの原因のひとつになっていることがわかる

 

■関連URL

株式会社ロイヤリティマーケティング:https://biz.loyalty.co.jp/

その他公開レポート:https://biz.loyalty.co.jp/report/

 

【調査概要】

調査方法  : インターネット調査

調査期間  : 2022年5月2日~5月6日

パネル     : 「Pontaリサーチ」会員

                      (Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしていただいている方)

調査対象  : 年齢 18歳以上

        性別 男女

        対象地域 全国

有効回答数 : 1,000名 ※性世代別に各125サンプル回収

(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査)


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