ポニーキャニオンで「チェッカーズ」や「おニャン子クラブ」、「中島みゆき」などのヒットを手がけ、国民的な大ヒットとなった「だんご3兄弟」を最後に退社後、取締役副社長としてデジタルガレージのJASDAQ市場でのIPOに貢献し、2007年にヒットコンテンツ研究所を設立、2022年まで本誌編集委員を務めた吉田就彦氏に、AI時代における企業のクリエイティビティの必須性を感動業からの示唆と持論でうかがいました。

(こちらの記事は、マーケティングホライズン2020年5月号『素晴らしい普通』に記載された内容です。)


主流になったストリーミング視聴

ここ1~2年、いよいよ日本でもApple Music、Spotify、LINE MUSICなどサブスク(定額制)のストリーミングサービスが普及期に入ってきた。日本レコード協会の発表によると、2019年の音楽配信売上は前年比10%増の706億円で、6年連続のプラス成長を達成。そのうちストリーミングが前年比33%増の465億円。配信売上に占めるシェアは66%で、ダウンロード(12%減の224億円)の約2倍となっている。

(こちらの記事は、マーケティングホライズン2019年9月号『支える 裏方に徹するプロフェッショナル』に記載された内容です。)


蛭子 今回のテーマは「支える」です。岩本さんはこれまでに数々の映像作品の音楽を担当されていらっしゃいますが、最近では資生堂のスキンケア商品のCM音楽やユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』の劇判音楽などがあります。楽曲はピアノのやわらかいイメージのものからベース音が鳴り響く躍動感のあるものまで多岐に渡っていますが、音楽家として映像を「支える」ことについて、是非お聞かせいただければと思います。はじめに、現在のお仕事内容を詳しく教えていただけますか。

TEDxTokyoのことは、娘がボランティアで裏方を手伝っていて、「これはおもしろいよ。」と、教えてくれるので、いくつものスピーチを感心して見ていました。主にアート系かものづくり系に関するものに興味がありました。

ヘヴィメタル・サウンドとともに十字架に貼り付けの姿で現れるカワいいアイドル3人組のコンサートは、「Death! Death! Death! BABYMETAL Death!」の掛け声とダンスで始まった。

昨今音楽CDが売れずにライブエンターテイメントが活況との記事を良く見ますが、そのライブエンターテイメントとはいったい何を指すのでしょうか?

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