巻頭言

アジアの プラットフォーマーたち

プラットフォーマー、聞きなれない言葉かもしれません。インターネット上で人と人、あるいはサービス提供者と受益者をつなぐサービスを提供している企業が近年こう呼ばれるようになってきています。日本ではGoogle、Amazon、Facebook、LINE、Yahoo!などがプラットフォーマーと呼べる存在になっているのではないでしょうか。実際これらの企業の扱うサービスを使わない日はないほどに、プラットフォーマーは私たちの生活に深く根ざしています。

しかし、アジアにところ転じてみれば、これらとは異なる企業がプラットフォーマーとして現地の生活に深く入り込んでいる様子を見ることができます。

今回の特集では、現地で存在感を強めるアジアのプラットフォーマーを紹介します。今、注目を集めるプラットフォーマーの紹介から、日本や欧米発のプラットフォーマーとの違いや特徴、さらにはプラットフォーマーによってマーケティングがどう変わっていくのかまで紐解いていきます。

アジアならではの生活に根差したプラットフォーマーの動向が日本企業にとっても学びになる点があれば幸いです。

 

本誌編集委員 帆刈 吾郎