チャレンジプロジェクト
チャレンジプロジェクトは、関東学生マーケティング大会の一環であり、学生が主体となる企業との共同研究です。
【目的】
学びと成長
「学び」=気づき=多くの交流を通して現段階の自分を見つめること、新しい視点を持つこと
「成長」=知識と経験が今後の学生生活や社会人生活に活かされること
【目標】
①チャレプロに参加している学生は今までに学んだマーケティングの知識を存分に発揮し、企業は実務的意見を与えることで、互いの視野を広げる
②チャレプロに参加している学生は大学・ゼミの枠を超えて協力して研究を行ない、交流することでそれぞれの視野を広げる
③チャレプロで得た知識を関東マーケティング大会に還元する
【理想像】
多くの気づきを与え、知識と経験が今後の学生生活や社会人生活に活かされる状態
目的を達成している状態
チャレンジプロジェクト研究テーマ |
株式会社インテージ |
テーマ:「キリンの既存商品を用いて、清涼飲料水におけるシェア拡大の戦略を考えなさい」 |
担当:久内佑允様 、講師陣数名 |
参加学生:計11名 吉田朱里(立教大学2年)、織田良平(立教大学2年)、森藤知輝(立教大学2年)、三澤優佳(立教大学2年)、並木華穂(早稲田大学3年)、竹内茉莉花(横浜国立大学3年)、富澤綾(法政大学3年)、藤田理恵子(法政大学3年)、上条雄一郎(法政大学3年)、澤村直道(立教大学3年)、廣野廣(高崎経済大学3年) |
スケジュール : 8/5(水) 15:00~17:00 オリエンテーション |
Q1. 今回のチャレンジプロジェクトの活動を通して、得たものは何ですか? 並木華穂(早稲田大学) 様々な視点から消費者が求めているものを見極める力の大切とその難しさを学んだ。また他の大学の学生と研究をする機会がなかったので、チームで会って話し合いをして絆が深まった。 澤村直道(立教大学) 具体的なスキルとして、得られたものは特にない。ただ、以下の経験を通して、学びになったなと感じている。①SNS を利用して、消費者の定性的な情報を集めたり、分析できたこと②ワークショップの体験ができたこと③他大学の人と共にワークできたこと。得たというよりは、知ることができたという感覚。 廣野廣(高崎経済大学) 今回のチャレンジプロジェクトでの活動を通して、定性調査について学ぶことができました。実際の消費者データと分析ツールを用いて消費者の分析を行える機会は少ないと思うので、定性的な手法から行う分析について学ぶことができました。 三澤優佳(立教大学) 一番は集中力だと思います。このプロジェクトは約2カ月間と長いように感じますが、他大学の方と集まれる機会はなかなか無く、実際に集まれたのは5回以下でした。その短い時間の中でプロジェクトを進めていくのは大変でしたが、その分せっかく集まれた時間を無駄にしないよう集中して話し合いを行いました。 森藤知輝(立教大学) インテージと日産のチャレプロをしました。日産でのチャレプロについてはインサイトの大切さとそれの導き方を学べました。インテージに関してはみんれぽのようなリサーチ手法があること、またリサーチの大切さを知りました。
富澤綾(法政大学) インターンシップでは、実際の仕事内容を体験したり説明を受けたりすることが多い。チャレプロは、例えば今回はインテージ様が実際に使っている手法を用い、キリン様の商品(マーケティング施策)企画を行った。商品企画に参加させていただけるのは、チャレプロならではなのではないかと思う。 竹内茉莉花(横浜国立大学) インターンでは様々な学部の学生が参加するが、チャレンジプロジェクトではマーケティングを選考している学生が主で他の大学の考え方、手法を学び、影響を受けることができた。 並木華穂(早稲田大学) チャレンジプロジェクトの参加者が全員同じ大会に参加しているから、チャレンジプロジェクトが始まる段階から親近感を感じられた。さらにチャレンジプロジェクの行き帰りに、お互いの研究の進捗状況などを共有しあうこともできて良い刺激になった。協力してくださる企業の方も、参加者がマーケティングを専攻している学生だと知っているため、よりマーケティングの知識を生かせるようなお題やヒントを与えてくれて、今まで学習してきたことを実践し、より理解を深める場となってとても楽しかった。 廣野廣(高崎経済大学) インターンシップなどは選考などがあり、負担が大きいと思います。一方でチャレプロは日本の第一線で活躍されている実務家の方からビジネス視点でのマーケティングを学ぶことができるのでとてもいいと思います。 三澤優佳(立教大学) インターンシップの経験はないのですが、チャレンジプロジェクトはインターンシップよりも企業様との距離が近いように感じました。企業様の指導の下、一緒にワークショップができるというのはインターンシップでは経験できない貴重な機会なので、今回このプロジェクトに参加してよかったと思います。
澤村直道(立教大学) SNS を使うことによって、消費者のリアルな声を分析できるという点では、みんレポはすごく優れている者だと感じた。しかし、投稿されている内容がそこまで深いものではないし、求めているデータをピンポイントで探すのが難しく、あまり有効活用できるようにはなれなかった。ただ、このような SNS を利用したリサーチは今後マーケティングを行う上で重要になると思うので、次このようなものを学ぶ機会があれば、もう少し、分析のコツなどを学びたい。 森藤知輝(立教大学) 生活者のインサイトを発見するのが難しかったです。生活者を観察してもなかなかインサイトのヒントが得られず、情報が得られてもそれがインサイトのヒントになるのかということに気付くのも大変でした。 富澤綾(法政大学) かなり商品について詳しく説明しブログ感覚で投稿している人もいれば、「○○買ってきた~」と Twitter のつぶやきの感覚で投稿している人もいて、面白いと思った。ひとつのコンテンツでも人によって使い方が違い、しかし文章が長いから良い、短いから悪いというわけでもない。難しかったこととしては、「キリン」に酒のイメージが強すぎて、キリンの清涼飲料に関する投稿が少なかったことが挙げられる。 竹内茉莉花(横浜国立大学) みんレポを用い、自分の思いもしなかったインサイトをみつけ、広い視野をもつこと、柔軟な思考をもつことの大事さを感じた。難しかったことは、定性調査というものが初めてだったので、分析には苦労した。またワークショップでは、テーブルファシリテーターをつとめたが、なかなかモニターが心を開いてくれなかったことに四苦八苦した。 並木華穂(早稲田大学) ツールが与えられて、自分たちでどのように検索すればいいか、インサイトを引き出せばいいのかを考えるというのがとても難しかった。その分析者によって解釈の仕方や視点が異なるため、自分の力量次第で良い分析にも悪い分析にもなりうるという危険があることは大きな発見だった。普段実際に企業で使われている分析ツールを使う機会や企業の方とお話しする機会、またワークショップを主催させて頂ける機会はなかなかないので、とても良い経験となった。
澤村直道(立教大学) チャレプロにおいて、長期プロジェクトを行うのは反対である。他大学の人と行っており、かつ各ゼミで関マケがあるため、中々集まることができない。また、長期間にわたると、全体的にモチベーションもさがっていく。 廣野廣(高崎経済大学) ゼミ活動と並行して長期のプロジェクトに参加するのは、スケジュール調整がとても大変でした。しかし満足度としてはとても高いです。長期でよかったことは、長い時間を通して他大学の学生さんと交流できたことです。自分たちのゼミでは思いつかないような視点や考え方はとても勉強になりました。 他大学の方と、お互いのスケジュールを合わせるのが大変でした。試験の期間やゼミの日などがまったく違ったため、みんなで集まることのできる日を探すのは難しかったですが、その分集まれる短い時間の中で終わらせようと短期集中することができました。 森藤知輝(立教大学) 少し長かったと思います。夏休み中のみにしてほしいです。 富澤綾(法政大学) 長いと感じた。途中でなかなか班員のスケジュールが合わず、モチベーションが下がりかけたこともあった。
竹内茉莉花(横浜国立大学) 実際に 7 万人のデータを用いて分析する機会はなかなかありません。定性調査というものを知るには実際に行うことが一番の近道だと思います。 並木華穂(早稲田大学) 実際の企業の方とより近く、深く関われるこの貴重な機会をぜひ活用してください。また他の大学の学生との交流を通して今まで知らなかった発見があるはずです。 澤村直道(立教大学) チャレプロでは、企業の方と直接交流ができたり、他大の人と交流できるため、いい刺激を受けられると思います。また、実際にその企業がマーケティングを行っている中で使っているツールやノウハウを教えていただけるという点ではすごくいい経験になります。短期のプロジェクトをお勧めします。長期のプロジェクトを行うのであれば、最初にスケジュールを細かく決めておくことをお勧めします。 廣野廣(高崎経済大学) 実務家の方から直接マーケティングを学べる貴重な機会だと思うので参加したほうがいいと思います! 三澤優佳(立教大学) 他大学の学生、そして企業の方々とこれほど近い距離で長期間プロジェクトをやれる機会はめったにないと思うので、ぜひ参加してみてください。 |
ニールセン カンパニー合同会社 |
テーマ:「2020 年に日本市場に出す新しい洗濯洗剤の製品コンセプトを作ってください」 |
担当:東浦和宏様 、講師陣数名 |
参加学生:計9名 内藤裕樹(多摩大学3年)、渡辺結南(多摩大学3年)、東駿佑(早稲田大学3年)、石田栄俊(早稲田大学3年)、菅俊樹(高崎経済大学3年)、三澤詠美(法政大学3年)、笹原康平(法政大学3年)、加藤成実(法政大学3年) 、久野理沙(早稲田大学3年) |
スケジュール : 8/4 (火) 13:00~17:00 現状分析 |
Q1. 今回のチャレンジプロジェクトの活動を通して、得たものは何ですか? 渡辺結南(多摩大学) 他大学の学生の方と様々議論し、洗剤のコンセプトをみんなで作ることで、自分にはない他大学の良さや強みがわかりました。それにより、自身に足りないもの、また自分の強みが再確認出来ました。そして、コンセプトづくりに必要な知識や過程も学ぶことができました。実際に定性調査の見学も出来たため、本当に貴重な体験が出来ました。 内藤裕樹(多摩大学) 今回のチャレンジプロジェクトで私が得たものは、現状調査をしっかりと行う重要性です。その調査によってしっかりとしたコンセプト設定も出来てくると実感しました。コンセプト設定も商品の何を強調したいのか、それによりコンセプトは違ってくることも学ぶことができました。 加藤成実(法政大学) 社会人の方とお話をさせていただき、将来について具体的に考えることができました。 久野理沙(早稲田大学) 定性調査から得られたニーズを整理して、それを解決できるものをコンセプトとするという一つ一つの方法に大切なエッセンスを教えていただくことができました。 笹原康平(法政大学) 今回のチャレンジプロジェクトを通して、大きくわけて 2 つの知見を得た。1 つ目は定性調査においての知識一般である。個人的に重要だと感じたのはインタビュアーの役割だ。我々が行うであろう定性調査では企業で行うようにはいかないが、注意事項を留意し、慎重にインタビューをする必要がある。2 つ目は、データや資料の読み取り方である。何を対象に調査したもので、何を示しているのかということをしっかり読み取ることが重要である。
三澤詠美(法政大学) チャレンジプロジェクトでは関マケの開会式において直接担当者の方から企業の説明とどのような内容でチャレンジプロジェクトを進めていくかについて詳しくお聞きすることができました。そのため内容を理解した上で参加でき、より意欲的に取り組むことができたと思います。 菅俊樹(高崎経済大学) 自分と同じ論文大会に提出するライバル校の話し合いのレベルの高さに気づくことができた点。いつも議論している班員とは違う学校で違う環境で違う勉強をしている方々と話し合うことができるのは貴重な経験になった。いつも話の目的が見えていて建設的な話し方で、オンとオフの切り替えがはっきりしていて、「できる」ってこんなことなんだと思った。同じ論文大会に提出するので、自分との違いにとても刺激をうける。また、他大学に仲間ができる点でいいことだと思った。チャレンジプロジェクトだけでこの関係を終わりにせず、チャレンジプロジェクトで築いた関係をこれからも続けていきたいと思う。チャレンジプロジェクトに参加することでよい仲間、よいライバルがいる論文大会に変わったとおもう。 東駿佑(早稲田大学) 少人数なので企業の方との接点が多く、丁寧できめ細かいアドバイスをいただけること。 渡辺結南(多摩大学) インターンでは、会社にある仕事をする作業が主なメインであり、実際に企業の方と接しながら様々な体験をさせていただけたので参加出来てよかったです。また、インターンでは内容を詰め込みすぎて、あまりじっくりは学べませんでした。しかし、チャレンジプロジェクトでは、決められた事を集中的に学ぶことが出来たので良かったと思います。 内藤裕樹(多摩大学) より実践的に具体的にさらには主体的に活動することが出来ると思いインターンシップではなく、このチャレンジプロジェクトに参加しようと思いました。
石田栄俊(早稲田大学) より夢のある商品を作ることのむずかしさ。 加藤成実(法政大学) テーマを決めるのが想像以上に難しかったです。人が無意識にとる態度にたくさんのヒントがあり、すごくおもしろかったです。 久野理沙(早稲田大学) 私自身は実家暮らしで、本当にたまにしか洗濯をしないということもあり、初めはイメージがしづらく何もアイデアが浮かばない状態でした。しかし、定性調査をしたり、実際に洗濯をしてくるという宿題をいただいたりしてから、洗濯洗剤に対するニーズが具体的になり、皆で最良のコンセプト作りができたのではないかと思います。 笹原康平(法政大学) どの年代、性別にターゲットを据えるかで、洗剤に付与すべき機能やパッケージを変えなければならないという点が難しく、ターゲットの重要性を感じた。また新商品開発において採算がとれるか、革新性があるかは非常に重要な問題で、我々が提案した新商品のコンセプトは、市場にはないかもしれないが革新性が低いという問題点が挙げられた。実現可能という面で新商品を考えたときに、結局ありがちな新商品になってしまうという難しさがあった。 三澤詠美(法政大学) 普段特に意識することなく行っている洗濯という行動に対して、人に言うほどではないけれどそれぞれが感じている小さなストレスのようなインサイトを探す過程が特に難しかったです。またそれを客観的にみることが必要であると実感することができました。
菅俊樹(高崎経済大学) 短いように感じた。期間の問題というよりはもっと自主的に集まれればよいと思った。企業の方から教えていただけることはたくさんあり、一緒にやっていくからこそ分かることもたくさんあった。しかし、定性調査を実際に体験してみたり、消費者のインサイトを深堀りしたりすることなどまだまだ体験してみたいことがたくさんあった。自分は群馬から通っていて、論文の班の活動との両立は大変だったが、もっともっと多くのことを学びたい気持ちがあった。 東駿佑(早稲田大学) 週一回というスケジュールはあまり負担にならず、大会と並行で行うにはちょうど良かったと思う。 渡辺結南(多摩大学) 週1日というのは予定作りやすく調度良かったと思います。ですが、もう少し長めに学び参加できると、もっと充実した学びを得られるのではないかと思いました。 内藤裕樹(多摩大学) 長期間をかけて他大学の方々と一つのゴールを達成するということを今まで行ったことがありませんでしたので、とても新鮮に感じられ、とても充実した日々を送ることが出来たのではないかと実感しております。 石田栄俊(早稲田大学) 週一回だったので、丁度良かったと感じます。
東駿佑(早稲田大学) 少しでもやってみたいと思ったら参加するべき。そして参加したら全力で取り組むべき。得るものは必ずあります。 久野理沙(早稲田大学) 同じ学問を学ぶ学生と共に、その道のエキスパートの方から直接ノウハウを教えていただける機会はめったにないので、ぜひ参加すべきだと思います。 菅俊樹(高崎経済大学) 参加しようかと迷っているなら絶対にしたほうがいいと思った。もちろん班活動との両立は大変だし、夏休みは遊べる日が少なくなってしまうことも事実だが、それを我慢してもやる価値があるものだと思った。チャレンジプロジェクトでやることは論文活動につながってくるし、職業を体験したり見たりしてたくさんの職業に興味をもつことができる。実務家の話を聞く機会は普段の生活で多くないし、週に一度会ってお話しを聞ける機会もなかなか設けられないので、貴重な経験になる。ぜひ積極的に取り組んでもらいたい。 三澤詠美(法政大学) 他大学の方からも刺激をもらいながら、実際に企業の方から学ばせていただけるとても良い機会になると思います! 内藤裕樹(多摩大学) 受動的になるのではなく、自ら積極的に参加していくことが大事なのではないかと思います。 |
日産自動車株式会社 |
テーマ:「ライフゴールを満たすクルマカテゴリーのインサイトをつくってみる」 |
担当:高橋直樹様、山田美和子様 |
参加学生:計32名 堀内啓生(立教大学大学2年) 、千葉結女(慶應義塾大学3年) 、渡辺結南(多摩大学3年) 、石田栄俊(早稲田大学3年)、石田楓(専修大学3年)、堀川真由美(早稲田大学3年) 、菅俊樹(高崎経済大学3年)、井部宏奈(立教大学3年)、森藤知輝(立教大学2年)、斎藤真平(早稲田大学3年)、高野満梨枝(立教大学2年)、高村茉妃(立教大学3年)、藤田理恵子(法政大学3年)、中村正樹(立教大学2年)、三澤詠美(法政大学3年)、中島萌(立教大学2年)、田川理沙(慶応義塾大学3年)、植木拓哉(早稲田大学3年)、塩沢健太(多摩大学3年)、安齋将成(横浜国立大学3年)、澤村直道(立教大学3年)、岩木明穂(早稲田大学3年)、笹原康平(法政大学3年)、富澤綾(法政大学3年)、細川恵輔(早稲田大学3年)、金子亮介(法政大学3年)、久野理沙(早稲田大学3年) 、井上路華(多摩大学3年)、大岩桃子(法政大学3年)、 山崎麻衣(横浜国立大学3年)、廣野廣(高崎経済大学3年)、土井智道(早稲田大学3年) |
スケジュール : 8/7(金) 13:00~18:00 プロジェクト実施 |
Q1. 今回のチャレンジプロジェクトの活動を通して、得たものは何ですか? 安齋将成(横浜国立大学) 私は今回のチャレプロの到達点を定性調査から上質な仮説を立てられるようになると理解しているが、その方法は身につけられたと考えている。また単独の活動よりグループワークの方がよりアウトプットが良くなることも実感できた。 石田楓(専修大学) インサイトという存在自体が今回一番大きく得たものです。会話からニーズを把握するということはよくある話だが、「本当は○○だった」という見えないニーズをいかに上手く捉えるかが重要だと理解し関東マーケティングの研究にも活かせると感じました。また同世代の方と話し合いをする際、自分の無力さを感じました。 正しい定性調査の考え方を身につけられたと思う。研究を進める上で重要になってくる定性調査について学ぶことができた。初めて調査する人が落ちいってしまいやすいことと、正しいことの差を知ることができてこれから調査をしていくうえで大きな糧になったと思う。考え方を講義形式で学んだ後に実践したことでより今後自分で使えるものになったと思う。また今回はできなかったが、デプスインタビューでの必要な態度や、普段からバグリストを作っておくことなど、自分の私生活からリサーチャーに必要な目線を鍛えるコツを教えていただいたので実践していきたいと思った。実際に自分がどれだけ掘り下げられるか試してみたい。これからの研究のモチベーションも上がった。 大岩桃子(法政大学) 今回の日産自動車株式会社様のチャレンジプロジェクトに参加することで、調査は何のためにするのかということがよくわかりました。今まで、ゼミで何度かアンケートを取りましたが、思うような結果が取れても、新たな考察を生み出すような答えを聞き出すことができていなかったということに気付くことができ、よかったです。知りたいことを聞くのではなく、将来の予測に貢献するような反応を学ぶために調査をするのだと聞き納得しました。今後実施するアンケートは、仮説の提唱に貢献できるような意見を聞き出せるようなものを作りたいです。 千葉結女(慶應義塾大学) 伝える力と大学では学びにくい定性的なデータの取り方です。普段同じ大学の同じゼミの人としか、一つのテーマに関して議論することがなかったので、同世代の違う環境にいる人とのグル―プワークは刺激的でした。また緊張感と和やかさが混ざった空気間の中で自分の意見を発信したり、いかに伝わるように話すかを考えたりすることは意義深かったです。説明を受けてその場で実践することや、わからなかったらその場ですぐに質問できることもいい環境であったと思います。
中村正樹(立教大学) インターンよりもインフォーマルな雰囲気の中で、同じくマーケティングを学んでいる大学生とのグループワークを通して学べるので、より学びに特化して集中できるだけでなく、周りの大学生から良い刺激を受けることができた。 インターンシップを経験したことがないので比較することは難しいですが、チャレンジプロジェクトは他の大学の方々とグループワークができる良い機会でした。 田川理沙(慶応義塾大学) マーケティング手法を詳しく学べたのは、チャレンジプロジェクトならではの良さだと思いました。インタビュー結果からユーザーゴールを見つけ、カスタマーインサイトを考え出すというグループワークは実践的でした。ゼミでの研究でも、この考え方を使って、取り組んでいきたいと思います。また、仮説をどのように立てたらよいのかということを教えていただけたのが大変良かったです。研究において仮説を立てるというのは非常に重要になるので、実際の企業でマーケティングを行っている方から直接学ぶことができて、参考になりました。 土井智道(早稲田大学) 参加者が関東学生マーケティング大会に出場する生徒であり、コンテンツが大会に大きく関わってくるものであり、とても有意義でした。日産自動車を知るわけではなく日産自動車が常日頃から行っていることを私たちが研究にどう活かせるかを学ぶことが出来るのではチャレンジプロジェクトだからこそだと感じました。 藤田理恵子(法政大学) 参加させていただいた企業、参加者ともに今回のチャレンジプロジェクトで終わらずに、また大会で顔を合わせることができる。お互いの研究の進捗具合や成果など話すことで高めあうことができる。また、今回のチャレンジプロジェクトで学んだことをすぐにフィードバックする場があるためやる気につながる。
富澤綾(法政大学) 難しかった。連想ゲームのようにすればいいんだ、と思いつつもそう上手く連想していける訳もなく、苦戦してしまった。難しかったが、他カテゴリーの商品のライフゴールから逆算していくのがとてもおもしろいと思った。つい同カテゴリーの商品にばかり目が行きがちだが、他カテゴリーで求められていることはクルマカテゴリーにも求められているのではないか、という視点でインサイトを作るというのは、私の中では新発見だった。 私は今回初めてラダーリングという考え方を学び、実践を行いました。個人的には、ある製品の価値分析から、異なる製品カテゴリーの商品コンセプトを作り出すことができるという点に非常に驚きを感じました。しかしそれと同時に、とても面白い考え方だと思いました。実際に自分で実践してみると、プレミアムモルツのそれぞれの価値にとらわれすぎてしまい、なかなか納得のいく車のコンセプトに至りませんでした。情緒価値までは比較的スムーズに作りあげましたが、機能価値の部分を考えるのが難しかったように感じます。今後の研究に、ラダーリングが生かしてい 堀内啓生(立教大学) 定性調査と一括りにいっても、様々な手法があるということを再確認したと同時に、日産自動車様は日頃このような手法を用いて顧客の潜在ニーズを掘り起こしているのだな、と感心した。一方でカスタマーインサイトを導き出すことの難しさ、答えのない答えを選択しなければならないもどかしさを肌で感じるプロジェクトであった。 廣野廣(高崎経済大学) 今回はじめて定性調査について実践的に学び、また製品開発についてあまり学んでいないので、ライフゴールからインサイト作るのは難しかった。しかし消費者に対してのインタビューから彼らの欲求を探り、これらからインサイトを作り製品開発のヒントにするという流れを学んだことは、とても貴重な勉強となった。 澤村直道(立教大学) これまでにも定性調査の手法を何度か学んだことがあるが、その際は様々な定性調査手法の概要を学ぶにとどまっており、今回のようにラダリングなど、一つの手法にしぼってそのやり方を具体的に学ぶという機会はあまりなかった。そういう意味では、今回テーマで学んだことはほとんどの内容が新しい発見であった。例えば、調査対象者から言葉によって引き出せる内容は機能的価値や情緒的価値のみで、それより上位の概念は自分で考察していく中で導いていかなければいけないということや、商品が違ってもその商品に対する潜在的なニーズまで深堀することでそれを他の商品の開発に生かせるなどというのは、このチャレンジプロジェクトに参加したからこそ得られた気付きだったのではないかと思う。一方で、実際に定性調査を行うことのむずかしさを実感することもできた。
高野満梨枝(立教大学) 内容は盛りだくさんでどれも必要なことだと思うから、適量だと感じた。休憩時間もあったり、しっかりワークをする時間も設けてありやりやすかった。 高村茉妃(立教大学) ワークが多かったのでちょうどよかった。最初に与えられたプレゼン時間のみ長く感じた。 久野理沙(早稲田大学) あっという間に終わってしまったという印象です。初めは、講義をしていただいて、他では教えていただけないようなことまで学習することができて、今後に活きるエッセンスを多く頂きました。それをもとにグループワークを進めて、夢中になっている間に終わってしまったので、もっともっと考えたかったし経験を積みたいと感じました。今後さらに勉強していくきっかけを作っていただき、わずかな時間で内容が詰まった濃い時間を過ごしました。 植木拓哉(早稲田大学) 5時間集中して取り組めたので非常によかったと思う。上記の Q2 でも述べたようにインターンのように会社説明から始めるのではなく、本題について長い時間考察できたのが効率よくできた要因だと思う。また、他のチャレンジプロジェクトと異なり、1日というのが私にとっては都合がよかった。 斎藤真平(早稲田大学) 半日という時間はすべてを学ぶには難しい長さだったかもしれませんが、気軽に参加できたので良かったと思います。
細川恵輔(早稲田大学) 夏休みは自分のやりたいことや、ゼミ活動、アルバイト、帰省やインターンシップなどたくさんのことがあります。その中で「チャレンジプロジェクトはいいや」と思う人もいるかもしれません。しかし確実に大会の研究に活かされる有意義なものなのでその中で積極的に参加されるといいと思います。実際に企業に努める方が直接学生にこのように指導を頂ける機会はめったにないので逃さないべきです。 明確な目的があってもなくてもチャレンジプロジェクトには参加するべきだと思う。思わぬ方向から自分たちの研究のヒントが得られたり、新しいアプローチの方法を学べたりとたいへん実りあるプロジェクトである。 山崎麻衣(横浜国立大学) たった数時間で実際の商品開発の現場で使われるフレームワークを学ぶことができる上、学んですぐにその考え方を実際に活用してみることができました。学ぶだけでなく実践ができる、さらには実践の中で実務家の方々から貴重なご意見を伺うことができる、このようなチャンスは中々ないと思いますので、参加を強くお勧めします。 井上路華(多摩大学) 定性調査と定量調査の違いは、実際に調査に取り組む前の段階で把握しておくべき!ぜひ参加したほうがいいと思う。 塩沢健太(多摩大学) 関東マーケティング討論会のための企画を考えるにあたっての重要な仮説立てやアンケートを行うための方法を学ぶことが出来るので、来年も日産自動車様がチャレンジプロジェクトにご協力していただけるならば是非参加するべきだと思います。 三澤詠美(法政大学) 他大学の方の刺激を貰いながら、実際に企業の方と関わらせて頂けるとても良い機 |
日本電気株式会社 |
テーマ:①「NEC の現在の競合他社(グローバル)を調査分析」 ②「NEC の将来の競合を想定して調査」 |
担当:尾崎多佳代様、本林良太様、水城幸博様、原崇様 |
参加学生:計4名 山岸尚平(立教大学3 年)、山本凛(立教大学3年)、土井智道(早稲田大学3年)、佐野開(立教大学2年) |
スケジュール : 8 月 21 日 13:00~17:15 イノベーションワールド見学 (NEC 品川ショールーム) |
Q1. 今回のチャレンジプロジェクトの活動を通して、得たものは何ですか? 山岸尚平(立教大学) 一言で言うなら、“実務の視点“です。普段の学生生活では、企業と一緒に課題に取り組むことはありますが、分析と提案をした後は企業の裁量に任せるので、正直、責任や覚悟とは無縁な活動をしていました。しかし、企業の生死を左右する分析する立場にある人たちは、分析を責任と覚悟をもって実行しなければなりません。そのためには、データを分析する際の定義づけや考察に対するファクトそのものが非常に重要になってくるといくことが身をもって理解できました。 山本凛(立教大学) 企業が競合を分析する際にどのような視点や姿勢を持って取り組んでいるのかを身を持って体験することができた。実際の企業の現場では相当量のファクトがなければ、何か提言をすることが極めて困難であると実務家の方からお話を聞くことができたのはこれからの自分のゼミ活動やその先に待っている社会で働く時に必要な考え方を聞かせていただくことができたかなと感じた。それだけでなく、御社のイノベーションワールドを見学させていただき御社の技術の数々を体感することで、御社に対するイメージが単なる IT 企業ではなく人々の生活に様々な形で寄り添う企業なのだなというのを体感できたのも今回のチャレンジプロジェクトに参加させていただきた上で得ることができたものだと考えています。 土井智道(早稲田大学) チャレンジプロジェクトの場でも言わせていただきましが、通常のゼミ活動内で行うことのない競合企業の分析、そして競合分析の中でも私は外資企業と NEC 様を比較させていただきましたが、そのすべてが新鮮で競合分析と言えど様々な観点から見ていく必要があるのだと痛感しました。分析する上でファクトが重要だということ、そのファクトを評価するためのしっかりとした基準を設ける必要があるということを身に染みて感じ、話を聞くだけでは結局妥協に終わってしまいそうなことでしたが、実際に分析を行ってみたことでこの作業がいかに必要かということを学ぶことが出来ました。 佐野開(立教大学) 競合分析を行うための新たな切り口を得ることが出来ました。今までのゼミ活動での競合分析は、4C分析などのフレームワークに頼り切って行っていたので、IR情報をじっくり見て財務状態を比較したりすることはありませんでした。しかし、今回のチャレンジプロジェクトで数字の面からの競合分析を学ぶことが出来、今後研究を行う上での新たな切り口を得ることができました。競合分析の手法を学びたいという希望でこのチャレンジプロジェクトに申し込んだので、その目的を達成することが出来、大変有意義でした。
山岸尚平(立教大学) インターンシップは参加したことがありませんので違いというものはわかりません。しかし、ここまで企業の方達が親身になって接してくれるプロジェクトは非常に珍しいと思います。個人の発表に対して 20 分くらいみっちり FB してくださりましたし、プロジェクト終了後の食事会ではお仕事と関係のない自然な会話を楽しむこともできました。実務の場と普段の私生活の場の両方の側面を垣間見ることができたのは非常に新鮮でした。 山本凛(立教大学) 短期間で実務家の方々と密度の濃い時間を過ごすことができた。インターンシップのように規模が大きいわけではないので、より実務家の方々との距離が非常に近かったのが印象的だった。自分が気になったことをすぐに疑問としてすぐに実務家の方に投げかけて答えてくれたので、自分自身初めて聞く知識やお話を沢山聞く事ができて大変良いプロジェクトとなりました。 土井智道(早稲田大学) 私はインターンシップに参加したことがなく、どういうものなのか分かりませんが企業の方々とこんなにも距離が近いのかという点が驚きでした。インターンシップとなるとどうしても就職活動の文字が頭をよぎってしまい、良いところをみせようと振る舞うと思います。今回私は分からないことがあれば企業の方々に聞くことが可能でした。そして分からないことを質問することを恐れることもありませんでした。真剣に取り組めると同時に本題とは関係のない話など楽しい点も多く、ON とOFF の両方を心から楽しむことが出来、これはインターンシップでは得られない経験なのではないかと思います。 インターンシップと違って、学生の第一目的が学習だったので、それに特化したプログラムで学ぶことが出来たのが、インターンシップと違ってよかったと感じたところでした。NEC様の最新技術に触れたり、現場で実際にマーケティングを行っている方々から本音を聞けたこともインターンシップと違った部分だと思いました。
山岸尚平(立教大学) 率直な感想は「難しかった」です。そもそも、競合分析自体する機会が滅多にありませんし、今回のお題は調査対象の企業だけは縛りがあったものの調査の内容自体はほぼ自由だったので、その分どう分析すればいいのか非常に悩みました。しかし、このような状況でプレゼンに挑んだからこそ Q.1 でも書いたような多くの気づきがありました。まずはやってみる、そして実務家からの意見で気づきを得る、という流れのおかげだと思います。 山本凛(立教大学) 1番難しいなと感じたのは競合分析をやる場合は評価項目のすりあわせとその重み付けを合わせる必要があるという所でした。少ない時間のなかで時間を作ってすりあわせることができずに自分の主観を少し入れて評価をすることに陥ってしまったので、メンバー間で競合他社の評価が別れてしまいアウトプットの質を少し下げてしまったなと思った。気付きとしては企業のファクトブックを読み込むことで、競合分析を進めるために必要な自分の中での仮説を作り出すことができると気付けたのは自分の中で大きな気付きとなりました。 土井智道(早稲田大学) BtoB といっても様々な事業があり、POS といった消費者に直接関わってくるもの以外の事業の知識が全くなかったので難しいと感じました。色々なことにアンテナを張っていく必要性を痛感しました。ファクト、その基準、提案を軽々しく言ってはいけないなど当たり前のことを気づくと同時に、これは B to C にも共通して言えることなのではないかと感じました。分析を行う際の重要なポイントというのはBtoB、BtoC どちらも変わらないということを発見することができたので、ゼミに持ち帰り、共有を行いたいです。 今までやってきた競合分析と全く違っていたため、何から手を付けていいのか戸惑いました。しかし、同時に企業のIR情報の読み込みをすることでかなり多くの事を読み取ることが出来るということが知ることが出来て有意義でした。
山岸尚平(立教大学) 非常に取り組みやすかったと思います。このプロジェクト以外の予定もある中、集まらなければならなかったのは実質 2 日だけだったので余裕を持てましたし、その2 日という日程も半日ずつに分けて凝縮されていたので、いい緊張感を持って臨めました。 山本凛(立教大学) 競合分析をする際に競合を評価する際の評価軸を他のメンバーとすり合わせるというのが今回のプロジェクトを通して実務家の方からのお話を聞いて大変重要だなと感じました。なので、後1日メンバーで集まる日程を確保したかったなと感じました。他のメンバーが定性調査を行っていたり、それぞれ競合を分析する際にそれぞれ比較する視点が微妙に違ったのでそれらを共有する時間があればより興味深いアウトプットをすることができたのかなと感じました。 土井智道(早稲田大学) 私は初回から発表までの 1 週間に予定を詰め込みすぎたことが原因で満足に時間を確保することが困難でした。また、他の参加者も忙しいことからお互いの進捗状況や、どういったベースで分析・比較を行っているのか分からないということは不安な要素でした。時間がもう少しあればと思うこともありましたが、2 回という回数があまり負担ではなかったので参加したので集まる回数が増えてしまうと参加しにくくなってしまうと思います。初回から 2 回目の期間を空けすぎなかったことがモチベーションの維持にもつながりました。今回の日程を私はベストだと感じます。 佐野開(立教大学) 少し短いように感じました。もう少し時間を用意して、企業の方々から競合分析について学ぶ時間を増やすと、競合分析を学ぶという目的達成がさらにやりやすくなると思います。もう一つは、最終発表の準備期間があると、参加者同士のグループワークもやりやすくなると思いました。今回は、期間が短くて参加者同士で予定を合わせて一緒に活動をすることが出来なかったことが少し気にかかりました。
Q5. 来年のチャレンジプロジェクトに参加者へ、一言お願いします! 山岸尚平(立教大学) ぜひ参加しましょう。明確な目標やプロジェクトに絶対の覚悟がなくてもとりあえず参加してみることで多くの気づきがあるはずです。私自身、このプロジェクトは競合分析というキーワードになんとなく惹かれて参加してみただけです。しかし、プロジェクトを通して“実務の視点”を学ぶことできましたし、ある意味自分の学生生活は甘ったれているということもわかりました。いい刺激になるはずです。大学という殻を破って外の世界にも飛び出してみましょう。 山本凛(立教大学) イメージしている以上に競合分析というものは奥が深く企業に戦略策定などの重要な業務にも多大な影響をもたらすものだと痛感する事ができました。皆さんも是非、競合分析に対する考え方実際の現場のリアルを体感してみてください。気軽に話す事のできる親切な実務家の方々と一緒に過ごす事のできる密度の濃い時間が皆さんを待っていると思います。 土井智道(早稲田大学) BtoB の企業ということで関東学生マーケティング大会に直接還元できることがないかもしれないと思う人も多いと思います。しかし日々のゼミ活動だけでは決して得られない、全く異なった目線で分析というものを見つめることが出来ます。企業の方々との距離もとても近く、とても有意義な時間を過ごすことが出来るのでぜひ参加してほしいです。 佐野開(立教大学) インターンシップと違い、学びを第一目的として、企業の方々も準備をしてくださいます。そのため、現場でマーケティングを行っている方々が直接自分たちにマーケティングの講義をしてくださっているような形になり、大変有意義です。特にNEC様のチャレンジプロジェクトは企業の方と参加者の距離が近いため、様々なことを聞くことが出来、それが学びにつながります。ぜひ参加してみてください。 |