提言

提言 (67)

「財務と非財務をいかに統合して伝えるか」。企業の情報開示において、社会から要請が増えているトピックである。
 企業の財務情報だけでなく、サステイナビリティや社会課題への対応を含む非財務面、つまり戦略面での重点課題を特定して開示する。そのうえで非財務面での取り組みとその結果指標としての財務をつなぐ、一貫性のあるストーリー構築が求められている。
 本特集のテーマでもある、地球課題、社会課題という静脈起点で経済価値創出を意図する考え方を、本稿では企業単位にブレイクダウンし、財務と非財務の統合というアプローチから考えてみたい。フラクタル(細部で表現されることが、全体として表現されることと同一であること)な現象として、企業単位としての「部分」から社会システムとしての「全体」を形成する、そんな発展可能性を描きたいと思う。

スタートアップ企業VALT JAPAN株式会社は、労働市場における重要な役割を果たし、就労困難者の新たな活躍機会を提供する取り組み「NEXT HERO」を展開している。この対談では、そのビジョン、ビジネスモデル、そして創業者の背景に迫った。

漢字

第1話の冒頭で、「今年の漢字」の話をした。昨年(‘22年)の一位には「戦」が選ばれた。その年の2月にロシアがウクライナ侵攻を開始したことで、戦争の恐ろしさを目の当たりにした年の世相を表す一文字と言える。過去三年の一位の漢字を並べると「令」「密」「金」である。’19年に元号が令和に変わり、’20年に新型コロナウイルス感染症が始まり、’21年に東京オリンピックが開催されたことが、漢字一字から思い出される。

漢字マンダラでは、“変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに通じる漢字群を配置した(図1)。マンダラの左上部は “道”に繋がる漢字群である。“道”を生み出すには、あるいは“道”に対応するには2つのアプローチがある。一つは“想”であり、もう一つは“徳”である。今話では、“徳”を実現するのに必要な “倫”、“悟”、“哲”、“根”、“軸”、“遍”という6つの要素(文字)を語ってみる。

漢字マンダラでは、”変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに通じる漢字群を配置した(図1)。マンダラの左上部は “道”に繋がる漢字群である。“道”を生み出すには、あるいは“道”に通じるには2つのアプローチがある。一つは“想”であり、もう一つは“徳”である。本話では、“想”を実現するのに必要な “兆”、“真”、“情”、“温”、“感”、“愛” という6つの要素(文字)について述べる。

漢字マンダラでは、基本となる“変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに通じる漢字群を配置した(図1)。マンダラの左下部は “理”に繋がる漢字群である。“理”を生み出すには、あるいは“理”に対応するには2つのアプローチがある。一つは“和”であり、もう一つは“調”である。本話では、“調”を実現するのに必要な “流”、“順”、“統”、“動”、“静”、“対”という6つの要素(文字)の話をする。

漢字マンダラでは、“変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに通じる漢字群を配置した(図1)。マンダラの左下部は “理”に繋がる漢字群である。“理”を生み出すには、あるいは“理”に対応するには2つのアプローチがある。一つは“和”であり、もう一つは“調”である。今話では、“和”を実現するのに必要な“美”、“芸”、“総”、“幹”、“性”、“循”という6つの要素(文字)の話をする。

漢字マンダラでは、”変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに通じる漢字群を配置した(図1)。マンダラの右下部は “知”に繋がる漢字群である。“知”を生み出すには、あるいは“知”に対応するには2つのアプローチがある。一つは“考”であり、もう一つは“結”である。“考”については前話(第5話)で述べたので、今話では、“結”を実現するのに必要な”経”、“緯”、斜”、“連”、“協”、“包”という6つの要素(文字)の話をする。

漢字マンダラでは、”変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに通じる漢字群を配置した(図1)。マンダラの右下部は “知”に繋がる漢字群である。“知”を起こすには、あるいは“知”に対応するには2つのアプローチがある。一つは“考”であり、もう一つは“結”である。そして、今回の話では、“考”を実現するのに必要な”望”、“観”、“問”、“論”、“繋”、“熟”という6つの要素(文字)を選んだ。

漢字マンダラでは、”変”、“知”、“理”、“道”に対して、それぞれに繋がりのある漢字群を配置した。“革”の項で既に述べたように、“変”を起こす、あるいは“変”に対応するには、2つのアプローチ:“革”と“創”がある。今回は、“創”および、“創”を実現するのに必要な“夢”、“質”、“異”、“転”、”断”、“技”という6つの要素(文字)について話を進めていく。

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