「SDGs」は、2023年現在、国内調査では80%以上の認知度があり、国連加盟国193カ国の中において、認知度が一番高いと言っても過言ではない。その、「SDGs」を、市民社会の立場から「誰一人取り残さないSDGsの達成」をミッションに掲げ活動しているのが、SDGs市民社会ネットワーク(以下、SDGsジャパン)である。
 今回の特集のテーマに寄せるならば、SDGs達成に連携は不可欠だが、その連携先として草の根的活動を行う静脈側の市民社会組織が重要だと筆者は考えており、令和時代、SDGs時代における市民社会組織との連携をSDGs達成という文脈から、二つの視点で紹介したい。

「断らない相談支援体制づくり」への取り組み

───本誌の今回のテーマは、ウェルビーイング、誰一人取り残さないということです。どんな人でも人生はその人だけの、その人が主人公のものです。
 鴻巣市福祉課では、市民の皆さまに寄り添い、誰一人取り残さないように奮闘なさっているとお聞きしております。その奮闘の実態をお聞かせいただけますか。

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